「障害年金」の勉強会へ参加しました

今日、GW真っ最中にも関わらず、ベテランの社会保険労務士の先生が講師をして下さり(先生、ありがとうございました。)、今年1月1日付で改正・施行された「眼の障害」の「障害認定基準」に関する勉強会が有りました。
改正内容について、詳しくはこちらをご覧下さい。

なお、まだ額改定されていない方は、当センターでも「額改定請求」手続きをさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

自動視野計はその名の通り、自動で検査結果が数値として出ます。
一方、ゴールドマン型視野計はその検査結果(見える部分,見えない部分)が図示されるだけで、障害等級に該当しているかどうかを判定する「視野角度」は、「障害年金」の「診断書」や「身体障害者手帳」の「診断書」を作成する際に、はじめてこの図示された検査結果から手動で視野角度を算出して記入されます。

当然、「診断書」を作成頂く時のこの視野角度の算出は医師が行うので、我々は算出する必要はないのですが、お客様から「眼の障害」でお問い合わせあるいはご相談を頂いた時には、このゴールドマン型視野計での検査結果(作図の状態)しかお持ちでないときがあり、我々もその結果を見て「障害等級」に該当するかどうかをある程度判断する必要ありますが、この図示された検査結果の解読が非常に難しく、これを読み解ける社労士はほとんどいないと思われます。

今回の勉強会では、この視野の検査に使われるゴールドマン型視野計と自動視野計の検査結果の見方についも教えて頂き、非常に勉強になりました。

【ポイント】
・ゴールドマン視野計
視標(目印のようなもの)を被検者が見えない周辺から中心へ手動で動かし、被検者が見えた位置(視野内に光が見えたら、ボタンを押す)を測定図に記録していくことで イソプタ(等感度 曲線、視標ごとの感度の限界)を描いていく、動的視野測定法を用いる視野計。
国内に広く普及していたスイス製のオリジナル機器は既に製造が中止になっており、今後は自動視野計が広く普及すると言われています。

・自動視野計
内蔵されたプログラムにより、静止した一定の大きさの視標を明るさを変えて様々な位置で提示して、被検者が認識できる感度(中心の光を見つめたまま周囲に出現する光が見えたらボタンを押す)を自動で計測する静的視野測定法を用いた視野計。
現在の眼科診療ではコンピューター制御された自動視野計が広く普及しています。