障害年金ってなに?

「障害年⾦」は、ご病気やおケガで日常生活にご不自由が有ったり、お仕事が思う様に出来ないなどで障害の状態になった場合に、請求できる公的年⾦です(他に老齢年金、遺族年金があります)。

障害年金には「障害基礎年金」「障害厚生年金」があり、病気やけがで初めて医師の診療を受けたとき(初診日)に国民年金に加入していた場合は「障害基礎年金」、厚生年金に加入していた場合は「障害厚生年金」が請求できます。

「障害基礎年金」には障害等級が1級と2級があります。一方、「障害厚生年金」には1級と2級の他に3級も有り、より広くカバーされます。

なお、障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害が残ったときは、障害手当金(一時金)を受け取ることができる制度があります。

また、「障害基礎年金」と「障害厚生年金」では年金額も違ってきます。

障害年金を受け取るには、年金の納付状況などの要件が設けられています。

一方で、この「障害年金」、残念ながらあまり知られていません。

ですから、ご病気やおケガで障害を負ってしまい、生活がご不自由になったり仕事が思う出来なくなっても、この「障害年金」にまでたどりつけずに、長年ご苦労をされて、大分経ってから何かの機会にこの「障害年金」を知って、「もっと早く障害年金を請求していれば」と言ったことや、請求が遅くなり既に65歳を過ぎて請求出来なかったり、最初に掛かった病院が既に無くなっていたりあるいはカルテが廃棄されてしまった結果、請求すら出来ないということが少なくありません。

みなさん、ぜひこの機会に請求のお手続きをお願い致します。

障害年金で受給できる年金額

障害年金には障害基礎年金と障害厚生年金の2つがあります。

初診日」すなわちご病気やケガで一番最初に病院を受診した時に国民年金に加入されている方(自営業をされている方やその配偶者あるいは会社勤めされている方の配偶者の方の場合)には障害基礎年金が支給されます。

一方、「初診日」に厚生年金に加入されている方(会社勤めされたいる方)には障害厚生年金が支給されます。

障害基礎年金(初診日に国民年金に加入していた場合)

障害基礎年金1級972,250円+子の加算
障害基礎年金2級777,800円+子の加算
※子の加算1・2人目の子各223,800円
3人目以降の子各74,600円
※18歳になった後の最初の3月31日までの子、または20歳未満で障害等級1級または2級の状態にある子

たとえば

2級該当で子どもが一人いる場合
約78万円(障害基礎年金)+約22万円(子の加算)=約100万円(月額:約8万3千円)

障害厚生年金(初診日に厚生年金に加入していた場合)

障害厚生年金1級(報酬比例の年金額)×1.25+配偶者の加給年金額
障害厚生年金2級(報酬比例の年金額)+配偶者の加給年金額
障害厚生年金3級(報酬比例の年金額) ※最低保証額(583,400円)
※1,2級の場合、障害基礎年金と同時に支給されます。
※配偶者の加給年金額1級・2級の場合のみ
各223,800円
※65歳未満の配偶者

※1.報酬比例部分の計算において、厚生年金期間が300月(25年)未満の場合は、300月   とみなして計算します。
※2.障害認定日の属する月後の被保険者期間は、年金の計算の基礎とはされません。

たとえば

2級該当で子どもが一人いる場合
約78万円(障害基礎年金)+約22万円(子の加算)+60万円(障害厚生年金)+22万円(配偶者の加算)=約182万円(月額:約15万円)

  • 2級以上の場合、障害年金生活者支援給付金も合わせて支給されます。
    1級:6,275円(月額) 2級:5,020円(月額)

障害年金の対象となる傷病

どのような傷病すなわち病気・ケガが対象になるかと言いますと、ここに例を載せていますが、ほとんどの傷病が対象になります。

ただ、これらの傷病に掛かっただけで「障害年金」を貰えるかというとそういう訳でなく、その症状、状態が障害年金の等級(基準)に該当しなければなりません。

網膜色素変性症、緑内障、白内障、ブドウ膜炎、
糖尿病性網膜症、黄斑ジストロフィー など
聴覚・平行機能
そしゃく・嚥下・言語
平行機能、咀嚼嚥下、言語障害、感音性難聴、
メニエール病、失語症、咽頭がん など
肢体ケガによる後遺症、関節リウマチ、人工関節、
人工骨頭、脳梗塞等による片麻痺 など
精神疾患うつ病、躁うつ病、統合失調症、発達障害(広汎性発達障害・ADHD・自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群など)、知的障害、てんかん など
呼吸器気管支喘息、慢性気管支炎、呼吸不全、じん肺 など
心臓心筋梗塞、大動脈解離、慢性心不全、ペースメーカー、人工弁、人工血管 など
腎臓・肝臓慢性腎不全、ネフローゼ症候群、肝硬変、糖尿病、
人工透析 など
血液再生不良性貧血、溶血性貧血、白血病、HIV感染症 
など
その他がん、人工肛門、各種難病

障害年金を受給するための要件

障害年金を受給するためには3つの要件(初診日要件・保険料納付要件・障害認定日要件)をクリアーする必要があります。

初診日要件

障害年金を請求する上で「初診日」は非常に重要で、それぞれ「初診日」が下記の期間にある必要があります。

【障害基礎年金】(初診日に国民年金に加入されていた方)

  • 国民年金加入期間
  • 20歳前または日本国内に住んでいる60歳以上65歳未満の方で年金制度に加入していない期間
  • 老齢基礎年金を繰り上げて受給している方を除きます。

【障害厚生年金】(初診日に厚生年金や共済年金に加入されていた方)

  • 厚生年金加入期間

保険料納付要件

初診日」の前に一定の条件以上の年金保険料を納めていることが必要で、次のいずれかの要件を満たしていなければなりません。

  • 「初診日」の前日において、初診日の属する月の前々月までの被保険者期間があるときは、その被保険者期間うち、保険料納付済期間と保険料免除期間を合算した期間が3分の2以上であること
  • 「初診日」の前日において、初診日の属する月の前々月まで直近1年間に保険料の未納がないこと(ただし、令和8年3月31日までの特例で65歳未満にある「初診日」に限られます) 

障害認定日要件

障害認定日」において、障害の程度が定められた基準以上であること(すなわち、障害等級に該当している)ことが必要です。

この「障害の程度が定められた基準」としては、まず国民年金法施行令および厚生年金保険法施行令に定められた基準があり、さらに日本年金機構発出の「障害認定基準」に具体的に定められています。

障害年金の請求方法

「障害年金」の請求には4つの方法が有ります。

障害認定日請求(本来請求)

1つ目は「障害認定日請求」、「本来請求」とも呼ばれています。
ご病気やおケガで最初に病院を受診した日から1年6か月経過した日のことを「障害認定日」とよび、この時の状態で障害の程度を認定し、この日以降障害年金の請求が出来るようになり、この障害認定日の障害の状態が障害等級に該当しているときに請求するもので、原則「障害認定日」から1年以内に請求しなければなりません。

ただ、この障害認定日請求(本来請求)はあまり多くありません。
というのは、「障害年金とは何ですか?」のところでも説明しましたが、「障害年金」はあまり知られておらず、「障害年金」のことを知った時にはすでに障害認定日から何年も(1年以上)経ってしまっているというケースが多いからです。

事後重症請求

2つ目は「事後重症請求」です。
「障害認定日」には障害等級に該当していなかったが、その後その障害の程度が増進し、障害等級に該当するようになった時点での請求を「事後重症請求」と言います。
この「事後重症請求」は65歳に達する日の前日までに障害等級に該当し、その期間内に請求しなければなりません。

  • 65歳に達する日とは65歳の誕生日の前日のことです、すなわち65歳に達する日の前日とは65歳の誕生日の前々日のことです。

遡及請求

3つ目は「遡及請求」です。「障害認定日」に障害等級に該当していたが、障害年金を知らずに請求が1年以上遅れたような場合の請求です。
ただし、障害年金の時効は5年ですので、5年以上遅れた場合は、直近5年分しか遡及支給されません。

はじめて1級または2級による請求

最後は「はじめて1級または2級による請求」です、1級または2級に該当しない程度の障害の状態(既存障害)にある人が、新たに別の傷病により障害を負った場合、これらを併合して後発の傷病(基準傷病)の障害認定日以降65歳に達する日の前日までに障害等級に該当した場合の請求です。

ご相談~障害年金の請求手続きの流れ

お問い合わせ

まずは、お電話もしくはお問い合わせフォームよりお問い合わせ、ご相談ください。
お電話の場合はその中で、メールあるいはLINEでのお問い合わせの場合は、折り返しご連絡差し上げます。病歴等の概要をお伺いした後、ご都合に合わせて無料面談のご案内をさせていただきます。
電話番号:048-708-1974
受付時間:8:30~18:00
定休日:土日祝祭日
お客様のご都合にあわせて、時間外・土日祝でも対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。

面談(無料)

ご自宅やお勤め先の近くなど、ご都合の良い所までお伺いします。
また、ご希望の場合は、オンライン面談も実施しております。
障害年金に関するご相談は何回でも無料ですので、ご安心ください。
お電話やメールなどでお聞きしました病歴等について、更に詳しくお話をお伺いします。
また、障害年金請求のお手続きや当センターのサポート料金について、正しくご理解いただけるよう丁寧にご説明させていただきます。
ご理解・ご納得いただけましたら、ご契約を結ばせていただきます。
当然、一旦持ち帰りご検討いただいても結構です。

手続き① 年金加入記録の確認

まず「障害年金」を受給するための3要件の1つである「保険料納付要件」を確認いたします。
お客様から委任状を頂いた上で、私たちが年金事務所で確認をさせていただきます。

いくら障害が重くても、この「保険料納付要件」を満たしていないと障害年金の請求はできませんので注意が必要です。
なお、20歳前に初診日がある場合は、この保険料納付要件は問われません。

手続き② 医師による初診日証明書作成

初診日」=障害年金請求の対象となる病気やケガで最初に病院を受診した日の証明書を取得します。
この「初診日」は非常に重要で、医師に証明(「受診状況等証明書」の作成)をしていただく必要があります。

廃院あるいはカルテ廃棄などで証明書が取得できない場合は、「受診状況等証明書が添付できない申立書」を準備し、次の病院で「受診状況等証明書」を取得します。
取得できるまで諦めずに、あらゆる方法を使って「初診日」の証明をしていきます

手続き③ 医師による診断書作成

医師に「診断書」を作成していただきます。
この診断書が、日本年機構が「障害年金」の審査をする上で最も信頼を置いている書類です。
この「診断書」をいかに的確に書いていただくかが、「障害年金」請求の上で最も重要であり、「診断書」次第と言っても過言ではありません。

お客様から聴き取った日常生活でのご不自由等の状況を医師へお伝えすることによって、医師がお客様の状況を正確に反映した「診断書」を作成できるようにサポートいたします。

手続き④ 病歴・就労状況等申立書作成

病歴・就労状況等申立書」は、「障害年金」を請求する傷病が発症してから現在までの治療の経過や就労の状況を3~5年に区切って書いていく、いわゆる自伝のようなものです。

「受診状況等証明書」や「診断書」だけでは表現できない、治療や就労の経緯、日常生活やお仕事でのご不自由をこの書類で表現することになります。

こちらも非常に重要な書類になりますので、お客様からお聞きした病歴を「病歴・就労状況等申立書」にまとめて作成し、お客様に内容をご確認いただきます。

請求に必要な書類が揃いましたら、これらの書類の整合性(病名、初診日、日常生活・仕事への影響など)を確認します。

手続き⑤ 年金請求書、その他の書類準備

必要な事項を記入して年金請求書を作成します。

その他、次のような書類を必要に応じて添付します。

手続き⑥ 年金裁定請求

請求に必要な書類の準備が整いましたら、年金事務所に提出あるいは障害年金センターに送付します。

日本年金機構での審査

請求書が受理された後、日本年金機構での審査に約3か月かかります。

障害年金受給決定

日本年金機構での審査が完了すると、お客様のご自宅に「年金証書・年金決定通知書」が送られてきます。

銀行口座へ初回の年金の振込

年金証書・年金決定通知書」が届いてから約50日後に、お客様のご自宅に支給される年金額の詳細と時期が書かれた「年金支払通知書」が送られてきます。
この後、初回の障害年金が入金されることになります。

障害年金請求手続きのスケジュール感

「障害年金」の請求手続きを、お問い合わせ・面談~お客様の銀行口座への初回の「障害年金」の振込までをスケジュール感で振り返ってみます。
お問い合わせ・面談~お客様の銀行口座への初回の「障害年金」の振込まで、約7~8か月掛かります。