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20代女性 注意欠陥多動性障害(ADHD)による精神の障害で障害厚生年金3級を受給できたケース
ご相談者様 | 女性(20代) |
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傷病名 | 注意欠陥多動性障害(ADHD) |
決定した年金の種類と等級 | 障害厚生年金3級 |
受給決定額 | 年額約61万円 |
遡及支給額 | 約192万円(3年3か月分) |
ご相談内容
大変お世話になっております病院の院長先生からご紹介頂きました。
お話をお伺いしますと、小さいころから朝起きるのが非常に苦手で、幼稚園では送迎バスに間に合わず休んだり、パジャマのままバスに乗って行くようなことあったそうです。
小学校では、授業に集中できず、何か気になると(思いつくと)関係の無いことをしだしたり、自分の興味のあることにしか集中できなかったそうです。
忘れ物も多く、大切な物も必ずと言って良いほど忘れたそうです。
中学校に入ると、自分の考え(理屈)によるこだわりが強くなり、先生に注意されたりすると、屁理屈を言って突っかかったりすることが多くなりました。
友達や部活の先輩にも、自分の考えに反することに対して強く反論したりして、大きな問題になることもあったそうです。
遅刻も続き、学校を休むことも多かったそうです。
その後の高校,専門学校でも、やはり朝起きれず遅刻したり、休むようなことが続きました。
また、自分の考え(理屈)によるこだわりも強く、それを人に強制することも多かったそうです。
就職しても、朝起きれず遅刻をしたり休んだり、マルチタスクができない、言われたことを覚えていられない、臨機応変な対応ができないなど、仕事上でも色々問題がありました。
一方で、ここでも自分の考え(理屈)によるこだわりから、マニュアルに従わずに我流で仕事をする人や、またその結果早く仕事が出来ることが評価されることなどに納得できず、上司や同僚との関係が悪化し、最終的に退職するということが続き、転職を繰り返しました。
ある会社に営業職として勤めている時に、電話を受け、メモを取りながら訪問スケジュールを考えるなど苦手なマルチタスクを苦労しながら何とか頑張っていると、営業成績が良く周りに期待されて余計頑張らなければならない状況になり、とうとう限界に達し、うつ状態になって会社を休業、退職することもありました。
その後体調不良が続き、しばらく家に引きこもっていました。
今現在は、体調も大分良くなり、就職した会社で病気のことも話した上で理解して貰い、遅刻しないように遅い時間のシフトで出勤日数も減らして貰ったり、繰り返し指示して貰うなど色々配慮して貰っている結果、ミスはあるものの何とか仕事を継続できていらっしゃいました。
当センターのサポート
医師に、お客様からお聞きした日常生活でのご不自由での支障をお伝えすることにより、それらを正しく反映した「診断書」を作成頂けるようにサポートさせて頂きました。
また、他に「病歴・就労状況等申立書」や補足資料も使って、ご不自由が多く大変な状況であることを日本年金機構に理解頂けるようにサポートさせて頂きました。
当センターでは、ほとんどのお手続きにおいて、日本年金機構から提出を求められている書類以外に、時には写真などを使った補足資料等で通常の書類だけでは十分に説明できない「日常生活でのご不自由やお仕事での支障」をより具体的に説明し、日本年金機構に理解頂けるように工夫をしています。
手間のかかる作業ですが、確実に障害年金が認定されるように、労力を惜しまず、「出来ることは全てやる」ということを心掛けています。
結果
結果、無事遡及して「障害厚生年金3級」に認定されました。
支給金額 | 遡及分(3年3か月分) | 約192万円 |
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年額 | 約61万円 |
お客様も大変喜んでいらっしゃいました。