ご相談内容
当センターのホームページをご覧になって、お母さまから20代の息子さんの件でご相談を頂きました。
ご本人は入院中ということで、お母さまとお父さまからお話をお伺いしますと、高校生の頃、家に引きこもるようになり、原因が分からない心身の不調がでてきたそうです。
しばらくしても改善せず、病院を受診しました。
その後も家に引きこもりがちでしたが、時折友達と遊んだり、家業の手伝いをするなどしていました。
それが、次第に家に引きこもる時間が多くなり、家業も手伝わなくなりました。
その内、独り言を言うようになり、じき部屋から誰かと話をしているような声や笑い声が聞こえるようになりました。
最初は本当に友達でも遊びに来ているのだろうと思っていたそうですが、ある時部屋を覗くと、真っ暗な部屋で息子さんが壁を相手に話していたそうで、それはびっくりし、これはただ事ではないと思ったそうです。
ある日、部屋から大きな音がしたので、お母さまが見に行くと、部屋から出てきたと思うと、暴れ出して壁に穴をあけたり、家の中の物を破壊するなどしたそうです。
その後も時として家庭内で暴れることがあり、病院に入院をすることもありました。
しかし、息子さんが入院を嫌がり、しばらく自宅で過ごされていましたが、少し前に再度家で暴れ出し入院され、今現在も入院されていらっしゃいました。
当センターのサポート
医師に、お客様からお聞きした日常生活でのご不自由をお伝えすることにより、それらを正しく反映した「診断書」を作成頂けるようにサポートさせて頂きました。
また、他に「病歴・就労状況等申立書」や補足資料も使って、ご不自由が多く大変な状況であることを日本年金機構に理解頂けるようにサポートさせて頂きました。
当センターでは、ほとんどのお手続きにおいて、日本年金機構から提出を求められている書類以外に、時には写真などを使った補足資料等で通常の書類だけでは十分に説明できない「日常生活でのご不自由やお仕事での支障」をより具体的に説明し、日本年金機構に理解頂けるように工夫をしています。
手間のかかる作業ですが、確実に障害年金が認定されるように、労力を惜しまず、「出来ることは全てやる」ということを心掛けています。
結果
結果、「障害基礎年金1級」に認定されました。
無事、障害基礎年金1級が受給決定し、大変喜んでいらっしゃいました。