注意欠陥多動性障害(ADHD)および高次脳機能障害による精神の障害で障害年金の請求ご希望のお客様と面談をさせて頂きました

今日、「注意欠陥多動性障害(ADHD)および高次脳機能障害」による精神の障害で「障害年金」の請求ご希望の30代の男性のお客様と面談をさせて頂き、ご契約頂きました。
まことに、ありがとうございました。

当センターのホームページをご覧になってご相談を頂きましたお客様でした。

ご夫婦で面談にお越し頂きました。

お話をお伺いしますと、小さい頃から話をするのは苦手だったそうです。
落ち着きがなく、いつも動き回っていました。
こだわりも強かったそうです。
幼稚園では、友達の輪に入ることができず、集団行動も苦手でした。

小学校でも、やはり周りと上手く付き合うことができず、集団行動もできませんでした。
忘れ物も多く、片付けもできないなど、親から叱られることも多かったそうです。
そんなことが続き、高学年になると、抑うつ気分も出てきました。

中学校でも、周りと上手く付き合えず、孤立していきました。
高校でも、孤立し、学校を休むようになり、ある時全てのことにやる気を失ってしまいました。
大学では、周りからは変わり者扱いされましたが、勉強を頑張った結果、初めて評価されることを経験しました。

就職しましたが、周りと比べ仕事も遅く、ミスも多かったそうです。
また、歯に衣着せぬ物言いで、思ったことをズケズケ言ったり、場違いな発言をしたり、上司からは嫌われました。
一方で、誰よりも長時間残業したり、週末も出社するなど、人一倍仕事をした結果、成果を出すことはできたので、何とか勤め続けられました。

そんなある日、仕事中に頭が痛いと思ったところ意識を失い、病院へ救急搬送されました。
検査の結果、脳出血と診断され、緊急の手術が行われました。
幸い手術は成功し、しばらくして一般病棟に移りましたが、病院に入院していることが理解できず、病院を抜け出そうとしたり、今までそんな性格ではなかったのですが、看護師相手にべらべら話をするなど、性格が変わってしまったようでした。
医師からも「高次脳機能障害が著しい」と言われ、回復期病院に転院し、リハビリを継続しました。

今まで我慢できていたことが我慢できず、家族や他人に対して攻撃的な言動をするようになり、食べ物や飲み物の趣向も変わりました。

テレワークで復職しましたが、ミスが多く仕事のスピードも遅くなってしまいました。
また、周りに対して攻撃な言動が多くなりました。

心配した奥さまに勧められ、病院を受診しました。

その後も、会社での問題が続き、最後いづらくなり退職しました。

今現在は就労移行支援事業所に通所していらっしゃいました。

医師に今日お聞きしたお客様の日常生活でのご不自由やお仕事での支障をお伝えすることにより、それらを正しく反映した「診断書」を作成頂けるようにサポートしていきたいと思います。
また、他に、「病歴・就労状況等申立書」や補足資料も使って、ご不自由が多く大変な状況であることを日本年金機構に理解頂けるようにしていきたいと思います。
これから、長期間に渡る「障害年金」のお手続きの間、お付き合いよろしくお願い申し上げます。