30代女性 うつ病による精神の障害で障害厚生年金2級を受給できたケース

ご相談者様女性(30代)
傷病名うつ病
決定した年金の種類と等級障害基礎年金2級
受給決定額年額約83万円
遡及支給額 約410万円(5年2月分)

ご相談内容

当センターのホームページをご覧になって、ご相談を頂きました。

面談はオンラインでさせて頂き、主にパートナーの方からお話をお伺いしました。

小学校の時、引っ越した先の小学校でいじめられ始めたそうです。
しばらくすると、学校を休みがちになりました。

中学校に入学しましたが、いじめは続き、2年生の2学期になると、気分が落ち込み、何もする気になれないなど、抑うつ状態が強くなり、家に引きこもり、とうとう学校に行けなくなりました。

通信制高校に進学しましたが、家に引きこもった状態が続き、病院を受診しました。

高校を卒業後も状態は変わらず、家に引きこもった生活が続きました。
夜眠れず昼夜逆転の生活となり、頭痛等の身体症状も現れ、希死念慮も現れました。

しばらくして、派遣でのアルバイトを転々としました。
その後、正社員で働き出しましたが、コロナ感染が拡大し、精神的に不安定になり、以前のように気分は落ち込み、何もする気になれなくなるなど、抑うつ状態が強くなり、希死念慮も出現しました。
過食嘔吐も始まり、会社は退職しました。

しばらく家に引きこもり、療養した後、派遣で働きだしましたが、パワハラを受け、精神的に不安定になり、自傷も始まり、退職しました。

以降、外出や他人とは話すこともできなくなり、完全に家に引きこもり、過食嘔吐も頻繁になり、常に希死念慮があり、家族の見守りの必要な状態で、日常生活も家族の全面的な援助が必要な状態でいらっしゃいました。

当センターのサポート

医師に、お客様からお聞きした日常生活でのご不自由をお伝えすることにより、それらを正しく反映した「診断書」を作成頂けるようにサポートさせて頂きました。
また、他に「病歴・就労状況等申立書」や補足資料も使って、ご不自由が多く大変な状況であることを日本年金機構に理解頂けるようにサポートさせて頂きました。

当センターでは、ほとんどのお手続きにおいて、日本年金機構から提出を求められている書類以外に、時には写真などを使った補足資料等で通常の書類だけでは十分に説明できない「日常生活でのご不自由やお仕事での支障」をより具体的に説明するようにしています。
手間のかかる作業ですが、確実に障害年金が認定されるように、労力を惜しまず、「出来ることは全てやる」ということを心掛けています。

結果

結果、無事遡及して「障害基礎年金2級」に認定されました。

支給金額遡及分(5年2月分 )約410万円
年額約83万円

遡及が認められるという予想外に結果に、お客様も大変喜んでいらっしゃいました。