20代男性 注意欠陥多動性障害(ADHD)およびうつ病による精神の障害で障害基礎年金2級を受給できたケース

ご相談者様男性(20代)
傷病名注意欠陥多動性障害(ADHD)、うつ病
決定した年金の種類と等級障害基礎年金2級
受給決定額年額約82万円
遡及支給額 約114万円(1年5か月分)

ご相談内容

当センターのホームページをご覧になってご相談を頂きましたお客様でした。

お話しをお伺いしますと、小さい頃いつも母親にくっついて離れなかったそうで、保育園に入園されると毎朝母親と別れる時、泣き叫び困らせたそうです。
保育園では周りと同じ行動ができず、自分でも友達とどのようにして付き合えば良いのか?どのようにして遊んだら良いのか?分からなっかったそす。
また、小さい頃から忘れが多く、いつも母親に持ち物のチェックをして貰っていたそうです。

小学校以降も周りと同じ行動ができず、それが原因でいじめられ始めました。
そんなことで、友達もほとんどできませんでした。
その内、他人に対して恐怖感を持つようになり、周りの人の目が気になり始めました。

高校でも周りと同じ行動ができず、体育祭なども参加できず一人教室にいたり、孤立していました。

大学入学後、一人住まいを始めましたが、部屋の掃除や片付けが全できず、定期的に母親に掃除に来て貰っていました。
洗濯機の使い方が分からず壊してしまうなど、一人住まいも上手くいかなかったそうです。

大学3年になって、就職活動が始まりましたが、対人恐怖から就職説明会に参加しても緊張から途中で退出してしまうほどでした。
体調も悪化し、食事も取れなくなるなどして、病院を受診ました。

何とか、卒業前に1社から内定を貰ったのですが、入社が迫り就職して会社で仕事をすることを考えると「上手くやっていけるのだろうか?」という不安,緊張が高まり、体調が悪化し、抑うつ気分,希死念慮も出現し、いつも死ぬことばかり考えるようになってしまいました。
そんことを医師に相談した結果、「今の状態での就職はやめた方が良い」と言われ、内定を辞退しました。

その後も体調の悪い状態は続き、気分は落ち込み何もする気になれないなどの抑うつ状態や希死念慮も継続し、家に引きこもって、ほとんど寝ているような状態でいらっしゃいました。

当センターのサポート

医師に、お客様からお聞きした日常生活でのご不自由をお伝えすることにより、それらを正しく反映した「診断書」を作成頂けるようにサポートさせて頂きました。
また、他に「病歴・就労状況等申立書」や補足資料も使って、ご不自由が多く大変な状況であることを日本年金機構に理解頂けるようにサポートさせて頂きました。

当センターでは、ほとんどのお手続きにおいて、日本年金機構から提出を求められている書類以外に、時には写真などを使った補足資料等で通常の書類だけでは十分に説明できない「日常生活でのご不自由やお仕事での支障」をより具体的に説明し、日本年金機構に理解頂けるように工夫をしています。
手間のかかる作業ですが、確実に障害年金が認定されるように、労力を惜しまず、「出来ることは全てやる」ということを心掛けています。

結果

結果、無事遡及して「障害基礎年金2級」に認定されました。

支給金額遡及分( 1年5か月分 )約114万円
年額約82万円

お客様も大変喜んでいらっしゃいました。