慢性GVHD(移植片対宿主病)による障害の年金請求書を提出しました

今日、「慢性GVHD(移植片対宿主病)」による障害のお客様の年金請求書を提出しました。
また、お客様へ「受付控」を送付致しました。

これから日本年金機構での審査が始まり、結果が出るまでに約3か月掛かります。
後は吉報を待つだけです、もうしばらくお待ちください。

当センターのホームページをご覧になって、ご相談を頂きました。

お話をお伺いしますと、今現在60歳過ぎでいらっしゃり、4年程前、突然味覚障害が発生、その後目眩,ふらつきが出て、掛かりつけの病院を受診し紹介された大学病院を受診した結果、「骨髄異形成症候群」と診断され治療を開始されました。
その後、「急性骨髄性白血病」へ進展し、末梢血幹細胞移植が行われ、退院することが出来たものの、当初は歩くことも,食べることも出来ず、奥様による全介助が必要な程で、それもまた大変なものだったそうです。

今現在は、杖を使って何とか歩けるようになっておられましたが、疲れやすくまだ仕事が出来る状態ではないとのことでした。

造血幹細胞移植後は、慢性GVHD(移植片対宿主病)に代表されるさまざまな副作用や合併症が起こります。

今回のケースでも、障害認定日時点および現在の症状が急性骨髄性白血病によるものなのかあるいはこの慢性GVHD(移植片対宿主病)によるものなのかを確認する必要がありました。
そこで診察時に同行させて頂き、医師に確認をした結果、障害認定日時点および現在の症状は、共に慢性GVHD(移植片対宿主病)によるものだということが確認出来ました。

一方、慢性GVHD(移植片対宿主病)については、日本造血細胞移植学会より「慢性移植片対宿主病に対する障害年金申請について」(https://www.jstct.or.jp/modules/news/index.php?content_id=43)という通知で診断書の書き方の要点並びにそれぞれの等級に対する事例も掲示されています。

そこで、ご存知だとは思いましたが、この通知の内容についても説明した依頼書をつけて、医師に「診断書」の作成を依頼をさせて頂きました。
結果、問題無く診断書が出来上がり、今日年金請求書を提出しました。