今日、「注意欠陥多動性障害(ADHD)」による精神の障害で「障害年金」の請求ご希望の20代の男性のお客様と面談をさせて頂き、ご契約頂きました。
まことに、ありがとうございました。
大変お世話になっております就労移行支援事業所の指導員さんからご紹介頂きましたお客様でした。
お話をお伺いしますと、小さい頃、常に動き回り、ちょっと目を離すとどこかに行ってしまい、親御さんは常に見ていないといけなかったそうです。
幼稚園に入ると、周りと上手く付き合えず、少し自分の思い通りにならないことがあると、カッとなり衝動的に文句を言ったり手が出てしまうなどして、頻繁にケンカになりました。
また、照明が異常に眩しく感じたり、大きな音が苦手だったり、襟のある服も苦手など、感覚過敏もありました。
小学校でも、周りと上手く付き合えず、頻繁にケンカになりました。
友達と何を話したら良いのか分からず、自分から話掛けることはほとんどきませんでした。
半面、話掛けられると自分の興味あることを一方的に話してしまいました。
また、集団行動が全くできず、周りに合わすことができず自分勝手に振舞ってしまい、いじめられ孤立しました。
忘れ物も多く、片づけもできず、ケガもよくしました。
中学校でも状況は変わらず孤立し、精神的に不安定になりました。
高校に進学しましたが、寮生活で入浴や食事の時間を守ることが(計画的に行動することが)できず、時間を逃してしまい入浴できなかったり、食事を取れなかったりしました。
この頃から、ゲームやマンガに無計画にお金を使うなど散財をするようになり、親御さんにお金を無心するようになりました。
その後、大学への進学しましたが、周りの友達とどう話したら良いか分からず、やはり周りになじめず孤立しました。
散財は続き借金までしてしまい、親御さんに肩代わりしてもらうこともありました。
就労移行支援事業所を経て就職しましたが、金銭管理ができず散財は続き、家族との関係が悪化したり、職場ではやはり周りと全くコミュニケーションは取れず、協調性もなく孤立するなどして、公私ともにストレスが溜まり精神的に不安定になるなどして仕事に行けなくなり、最近休職し、家に引きこもった生活をされていらっしゃいました。
医師に今日お聞きしたお客様の日常生活でのご不自由やお仕事での支障をお伝えすることにより、それらを正しく反映した「診断書」を作成頂けるようにサポートしていきたいと思います。
また、他に、「病歴・就労状況等申立書」や補足資料も使って、ご不自由が多く大変な状況であることを日本年金機構に理解頂けるようにしていきたいと思います。
これから、長期間に渡る「障害年金」のお手続きの間、お付き合いよろしくお願い申し上げます。