今日、「コロナ後遺症」による障害で「障害年金」の請求ご希望の50代の女性のお客様と面談をさせて頂き、ご契約頂きました。
まことに、ありがとうございました。
当センターのホームページをご覧になってご相談を頂きましたお客様でした。
お話をお伺いしますと、3年ほど前、ある日仕事中に体がだるくなり早退したそうです。
幸い翌日から週末のお休みで休養しましたが、週明け熱が出て、喉がすごく痛く、声も出なくなりました。
病院を受診し、PCR検査を受けたところ、「コロナ」陽性でした。
以降、仕事を休み家で療養しましたが、体中がだるく、全く体が動かず、トイレに行くのも這って行くほどでした。
食欲はなく、何も食べることができませんでした。
その内、肺の痛み、息苦しさが出てひどくなっていき、再度病院を受診したところ、医師から「コロナによる肺炎を発症している」と言われました。
薬を飲みながら療養しましたが、その後も改善せず、肺は痛く、息切れは続きました。
体に力が入らず動けず、相変わらず食欲もなく、1か月ほどの間に20kg痩せてしまいました。
しばらくすると、今度は抜け毛がひどくなりました。
その後も体調は優れず、倦怠感がひどく動くことができず、胸痛、息苦し、動悸、不眠も続き、1日のほとんどを寝て過ごしました。
結局、復職できずに退職しました。
1年ほど経つと、さらに体調は悪化し、医師から入院を勧められ、3週間ほど入院しましたが、大きな改善はありませんでした。
ブレインフォグも顕著になり、思考力、判断力や集中力の低下を強く感じるようになりました。
たまに動けると思って、普段できない家事などをすると、その後数日寝込んだしまうようなクラッシュも起こすようになりました。
その後も、状態は変わりませんでした。
今現在も、著しい倦怠感、胸痛、息切れ、息苦しさがあり、筋力も完全に低下してしまっており、その上鉛が乗っているかのように体が重く、動くことがでず、外出はできず1日の多くの時間を横になって過ごしており、家族の援助を受けながらなんとか生活していらっしゃいました。
※ブレインフォグ:「脳の中に霧がかかったような」広義の認知障害の一種で,記憶障害,知的明晰さの欠如,集中力不足,精神的疲労,不安などを包含する.「頭がボーっとする」などの自覚症状が特徴的で,記憶障害,集中力低下などを伴うと,戸惑いや焦りだけでなく,日常生活や就学・就労,職場復帰などの妨げにもなり得る。
(出典:新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き 別冊罹患後症状のマネジ メント・第3.0版)
※クラッシュ:頑張って動いた後に数日間寝込んでほとんど動けなくなること。
医師に今日お聞きしたお客様の症状(状態)や日常生活のご不自由をお伝えすることにより、それらを正しく反映した「診断書」を作成頂けるようにサポートしていきたいと思います。
また、他に、「病歴・就労状況等申立書」や補足資料も使って、ご不自由が多く大変な状況であることを日本年金機構に理解頂けるようにしていきたいと思います。
これから、長期間に渡る「障害年金」のお手続きの間、お付き合いよろしくお願い申し上げます。