今日、「注意欠陥多動性障害(ADHD)およびうつ病」による精神の障害で「障害年金」の請求ご希望の50代の女性のお客様と面談をさせて頂き、ご契約頂きました。
まことに、ありがとうございました。
大変お世話になっております病院の相談員さんからご紹介頂きましたお客様でした。
面談は、ご主人にもご一緒頂きました。
お話をお伺いしますと、小さい頃から出かける時など準備になぜか非常に時間がかかったそうです。
偏食も強く、食べられない物が多く、給食を食べるのに時間が掛かり、昼休みまで食べていたり、残した給食を家に持ち帰るようなことがありました。
小学生の時、周りの友達がテレビドラマやアイドルの話をしていても、理解できずついていけませんでした。
中学校では、学級委員に選ばれても、自分の役割、何をすべきかを全く理解できず、理解しようともしなかったり、ある時ピアノの伴奏を頼まれたのですが、全く指揮者に合わせることができませんでした。
友達と話をしていて、その年頃の話題が理解できず、からかわれたりあきれられたりされるなど、浮世離れしているところがありました。
相手の気持ちを理解できず行動してしまい、相手を傷つけてしまうようなこともありました。
自分の部屋を持つようになりましたが、部屋の中は散らかり放題で、頻繁に物を探したり無くしました。
高校では、友達と話すのを敬遠するようになり、先生も怖く感じ話ができませんでした。
相変わらず、朝出かかる時に準備に非常に時間がかかり、お母さまに毎日のように車で送ってもらいました。
大学では、周りの友達と上手く付き合うことができず、周りから変わり者と思われていました。
先生などに何か相談しようと思っても、怖くて相談できませんでした。
就職しましたが、一人で黙々と書類を読んで理解するようなことはできましたが、マルチタスクができなかったり、仕事の優先順位が付けられなかったり、どんな仕事でも完璧にしようと加減が分からないなど、非常に時間が掛かりました。
周りとのコミュニケーションも上手く取れず、雑談なども苦痛でした。
営業の仕事に転職しましたが、営業成績は下の方で、やはりマルチタスクができず、上司に叱責され、パワハラにエスカレートしていきました。
こんなことが続き、その内気分は落ち込み、何もする気になれないなど抑うつ状態が強くなっていき、病院を受診し、休職しました。
その後、復職しましたが、しばらくすると幸いコロナ禍ということもあり、半分程度は在宅勤務になり、休息を取りながら勤務できました。
しかし、数年経ち出勤するようになり、しばらくすると上司が変わったり、今度は移動になり、以前の営業と関係する仕事をするようになると、営業時代のことを思い出すようになり、仕事に対する自信を失っていきました。
そうすると、仕事でのミスも増えていきました。
また、抑うつ状態が強くなり、産業医に相談したところ、「すぐ休んだ方が良い」と言われ、休職しました。
今現在は、家に引きこもり、ご主人の援助を受けて生活されていらっしゃいました。
医師に今日お聞きしたお客様の日常生活でのご不自由やお仕事での支障をお伝えすることにより、それらを正しく反映した「診断書」を作成頂けるようにサポートしていきたいと思います。
また、他に、「病歴・就労状況等申立書」や補足資料も使って、ご不自由が多く大変な状況であることを日本年金機構に理解頂けるようにしていきたいと思います。
これから、長期間に渡る「障害年金」のお手続きの間、お付き合いよろしくお願い申し上げます。