軽度知的障害、広汎性発達障害(PDD)および注意欠陥多動性障害(ADHD)による精神の障害で障害年金の請求ご希望のお客様と面談をさせて頂きました

今日、「軽度知的障害、広汎性発達障害(PDD)および注意欠陥多動性障害(ADHD)」による精神の障害で「障害年金」の請求ご希望の20代の男性のお客様と面談をさせて頂き、ご契約頂きました。
まことに、ありがとうございました。

当センターのホームページをご覧になってご相談を頂きましたお客様でした。

面談は、お母さまにもご一緒頂きました。

お話をお伺いしますと、歩きだし、発語が遅かったそうです。
公園に連れて行っても、周りの子供たちと遊ぶことはせず、かといって一人で遊ぶ訳でもなく、座ってじっと見ていました。

幼稚園に入園しましたが、朝起きれず、毎朝お母さまに起こされるまで寝ていました。
周りと同じようにできず、同じようにさそうとすると泣くなどし嫌がりました。
運動会やお遊戯会では、ちゃんと周りと同じようにできるのか心配で、いつもご両親は気が気ではなかったそうです。

小学校では、勉強が全くできませんでした。
忘れ物も多く、掃除や片づけも苦手でした。
中学年になると、いじめられるようなりましたが、本人はいじめられていることが分かりませんでした。

中学校では、馴染めず、ここでもいじめられました。
一方で、周りから冗談で何か言われたり、軽く叩かれたりすると、それが分からず過剰反応してしまい、相手に本気で怒ったり突っかかったりするようになり、余計いじめられ孤立してしまいました。
結果、担任の先生から特別支援学級のある学校への転校を勧められました。
特別支援学級のある学校へ転校し、同じような問題を抱えた生徒ばかりで、また先生も理解があり、非常に良い環境で楽しく過ごすことができました。

療育手帳を取得し、高校(特別支援学校)に進学しました。
そこでも先生たちは皆熱血先生で、良く面倒を見てくれるなど、非常に楽しく3年間通うことができました。

高校卒業後、就職しました。
しかし、ある時上司から、本人は気は付いていませんでしたが、仕事中に頻繁に居眠りをしていることを指摘され、病院の受診を勧められ、病院を受診しました。
今現在も仕事を頑張っていますが、日常生活での多くの場面でお母さまの援助が必要な状態でいらっしゃいました。

医師に今日お聞きしたお客様の日常生活でのご不自由やお仕事での支障ををお伝えすることにより、それらを正しく反映した「診断書」を作成頂けるようにサポートしていきたいと思います。
また、他に、「病歴・就労状況等申立書」や補足資料も使って、ご不自由が多く大変な状況であることを日本年金機構に理解頂けるようにしていきたいと思います。
これから、長期間に渡る「障害年金」のお手続きの間、お付き合いよろしくお願い申し上げます。