自閉症スペクトラム障害(ASD)および注意欠陥多動性障害(ADHD)による精神の障害で障害年金の請求ご希望のお客様と面談をさせて頂きました

今日、「自閉症スペクトラム障害(ASD)および注意欠陥多動性障害(ADHD)」による精神の障害で「障害年金」の請求ご希望の50代の男性のお客様と面談をさせて頂き、ご契約頂きました。
まことに、ありがとうございました。

当センターのホームページをご覧になってご相談を頂きましたお客様でした。

お話をお伺いしますと、小さい頃からいつもニコニコして、常に走り回ったり飛び跳ねたり、落ち着きがなかったそうです。
忘れ物が多く、しょっちゅうケガもしていて、高いところから落ちて気を失い周りを心配させるようなこともありました。
一方で、いつもボーっとしていておとなしい性格だったので、周りからからかわれることが多かったそうですが、それが我慢の限界を超すと、意識が失うくらい発狂したように、からかった相手を振り回すなどしました。

小学校に入っても、落ち着きがなく、忘れ物も多く、集団行動が苦手ですごくストレスでした。
周りや大人とも上手くコミュニケーションが取れませんでした。
この頃からこだわりが強くなり、お気に入りの服を毎日着たり、感覚過敏もあり非常に小さな音も聞こえました。

中学校でも、やはり周りと上手く付き合えず、集団行動には参加できませんでした。
買い物に行くと、人が触った物は買えない、箱や袋のキズ、カゴやレジの台の汚れが気になり、神経がピリピリし疲弊してしまい、買い物が嫌いになりました。

高校に入ると、何か自分の感覚で汚いと思った人に近寄れなくなったり、その人が触った物が触れないなどの感覚過敏が強くなりました。

高校卒業後、働き始めましたが、仕事の覚えが遅かったり、仕事も遅いなど上手くできませんでした。
また、やはり周りとコミュニケーションが上手く取れず、良好な人間関係も作れず、どこも長続きしませんでした。
結局、20以上の職を転々としました。

その間にも、感覚過敏は強くなっていき、音や匂いが非常に気になったり、こだわりから人のやることが気になるなど、日常生活の中でストレスが溜まっていきました。
ある時、自分があまりにも感覚が過敏でこだわりが強いことが気になり、病院を受診しました。
4年ほど前に最後の仕事を辞めた後、仕事ができず、家に引きこもっていらっしゃいました。

医師に今日お聞きしたお客様の日常生活でのご不自由やお仕事での支障をお伝えすることにより、それらを正しく反映した「診断書」を作成頂けるようにサポートしていきたいと思います。
また、他に、「病歴・就労状況等申立書」や補足資料も使って、ご不自由が多く大変な状況であることを日本年金機構に理解頂けるようにしていきたいと思います。
これから、長期間に渡る「障害年金」のお手続きの間、お付き合いよろしくお願い申し上げます。