自閉症スペクトラム障害および双極性障害による精神の障害で障害年金の請求ご希望のお客様と面談をさせて頂きました

今日、「自閉症スペクトラム障害および双極性障害」による精神の障害で「障害年金」の請求ご希望の30代の女性のお客様と面談をさせて頂き、ご契約頂きました。
まことに、ありがとうございました。

当センターのホームページをご覧になって、ご相談を頂きました。

お話をお伺いしますと、物心がついて周りの友達と遊ぶ時、年下の友達としか遊べなかったそうです。
また、思ったことを言葉にするのが苦手で、周りに気を使いすぎて、言いたいことがあっても言えませんでした。
肌の感覚過敏もあり、偏食も強かったそうです。

小学校に入学しましたが、なかなか馴染むことができませんでした。
特定の友達しかできず、それも1対1でしか遊べませんでした。
忘れ物も非常に多く、片づけも苦手でした。
こだわりも強くなり、気に入った食べ物があると、しばらくは同じものばかり食べたり、気に入った服があると、そればかり着ていました。

中学校でも友達は増えず、先輩や目の上の人との話し方が分からず叱られることがありました。
匂いや音に対する感覚過敏も出てきました。
高校では光に対する感覚過敏が出てきました。
短大に進学しましたが、非常にショックなことがあり、抑うつ気分が出現しました。

就職し研修を受けましたが、配属された職場では研修で教えられた方法と違うやり方で仕事をしており、何をどうしたら良いのか分からなくなってしまいました。
そんなことで、違う部門に回され、最終的には違う場所にある職場に異動させられました。
しかし、そこでも上手く適応できず、抑うつ気分が強くなり、食欲はなくなり夜も眠れなくなり、最後仕事に行けなくなってしまいました。
病院を受診し、医師に仕事を辞めるように言われ、退職しました。

その後、結婚、出産をされました。
子供から多少手が離れたのを機に、久しぶりに働き始めました。
しかし、研修後実際に仕事を始めると、やはりここでも仕事のやり方が少しずつ違い戸惑ってしまい、不安が強くなり、体調を崩してしまいました。
それでも、何とか頑張って仕事に行っていましたが、出勤中にパニックを起こすようになり、最後仕事に行けなくなり、辞めました。

以降、家事もほとんどできなくなり、外出もできず、横になって過ごすようになりました。
しばらくすると、突然元気になったり、何でもできるといった万能感が出たり、散財するなどのそう状態も現われるようになりました。
今現在も、そう状態とうつ状態を短期間で繰り返し、日常生活に多くの支障がある状態でいらっしゃいました。

医師に今日お聞きしたお客様の日常生活でのご不自由をお伝えすることにより、それらを正しく反映した「診断書」を作成頂けるようにサポートしていきたいと思います。
また、他に、「病歴・就労状況等申立書」や補足資料も使って、ご不自由が多く大変な状況であることを日本年金機構に理解頂けるようにしていきたいと思います。
これから、長期間に渡る「障害年金」のお手続きの間、お付き合いよろしくお願い申し上げます。