ご相談内容
いつも大変お世話になっております病院の院長先生からご紹介頂きましたお客様でした。
お話をお伺いしますと、高校生1年の3学期、学校の登下校時や学校にいる時に、周りの人が自分の悪口を言っている声が聞こえたり、家でも自分のスマホに監視カメラがはめ込まれているような被害妄想が出始めたそうです。
そこで初めて病院を受診しました。
それからしばらくした頃、学校でスマホを取られ中のデータが拡散されるということがあり、学校や先生の対応が悪く不信感を持つようになりました。
その内、先生に対する被害妄想も酷くなっていきました。
そんなある日、その被害妄想から逃げるように家を飛び出し幸い保護され家に連れ戻されました。
家に戻っても突然外に飛び出したり、窓から外に色んなものを投げ出したり、家の前で大声で意味不明なことをわめき散らしたりしたそうです。
翌日、病院に相談し、入院することになりました。
退院後、何とか休み休み学校に行き、卒業もできました。
卒業後、就職しましたが、どこでも言われるままに仕事をして頑張りすぎてしまい、結果疲弊し続けられなくなるということを繰り返し、職場を転々とされました。
最後の仕事は1か月も続けられず、今は無職で家に引きこもっていらっしゃいました。
当センターのサポート
お客様の状態にご家庭の環境も大きく影響していることが分かりましたので、その辺についてはお母さまに大変ご協力頂き、医師にも「診断書」作成時に考慮頂き、また「病歴・就労状況等申立書」や補足資料で日本年金機構に申立てするようにしました。
当センターでは、ほとんどのお手続きにおいて、日本年金機構から提出を求められている書類以外に、時には写真などを使った補足資料等で通常の書類だけでは十分に説明できない「日常生活でのご不自由やお仕事での支障」をより具体的に説明するようにしています。
手間のかかる作業ですが、確実に障害年金が認定されるように、労力を惜しまず、「出来ることは全てやる」ということを心掛けています。
結果
結果、「障害基礎年金2級」に認定されました。
無事、障害基礎年金2級が受給決定し、請求手続時に大変ご協力頂きましたお母さまともども大変喜んでいらっしゃいました。