ご相談内容
当センターのホームページをご覧になってご相談を頂きましたお客様でした。
話をお伺いしますと、 小さい頃から口数が少なくいつも一人で遊んでいたそうです。
幼稚園に入園後も、友達の輪に入ることなくいつも一人で遊んでいました。
小学校では、周りに合わせて同じことをするのが苦手で、自分の好きなことをしていました。
友達とのコミュニケーションも上手く取れず、話しかけられても無視したり、話しても相手のこと(気持ち)を考えずに言いたいことをストレートに言ってしまい、相手を怒らせたり傷つけたりしてしまいました。
それを注意されても、自分では何が悪いのか理解できなかったそうです。
そんなことが続き、いじめられるようになりました。
それ以降、人と話すのを避けるようになりました。
忘れ物、無くし物も多かったそうです。
中学、高校でも、孤立し友達はできなかったそうです。
大学に入学し、就職活動を始めました。
数十社面接を受けましたがどこからも内定がもらえず、最後遠方の会社から何とか内定をもらい就職しました。
仕事の覚えが悪く、仕事を覚えようとメモを取ろうとしても上手くメモ自体が取れなかったり、自分で取ったメモを見ても理解できないなどでミスも多くなるという状態でした。
手先が不器用で作業をするにしても人の3倍くらい時間が掛かるなど、仕事のストレスが溜まっていきました。
結局、正社員からパートに降格されてしまい、精神的に不安定になりました。
一方、感覚過敏があり、職場の匂い、照明、音が刺激になり、頭痛や吐き気などで体調も悪くなり、最後は出社できなくなり退職しました。
実家に戻りましたが、気分は落ち込み、何もする気になれず、家に引きこもり自室で寝て過ごすような状態が続きました。
しばらくして、働こうとされましたが長続きせず、また家に引きこもるという繰り返しでした。
ある時、「自分は発達障害では?」と思い、病院を受診されました。
しかし、その後仕事を始めても、やはり覚えが悪くミスが多かったり、こだわりから言われた通りにできなかったり、同僚とのコミュニケーションも上手くとれず、結局辞めざるを得ませんでした。
ここ2年近くは全く仕事もできず、家に引きこもっていらっしゃいました。
当センターのサポート
医師に、お客様からお聞きした日常生活でのご不自由をお伝えすることにより、それらを正しく反映した「診断書」を作成頂けるようにサポートさせて頂きました。
また、他に「病歴・就労状況等申立書」や補足資料も使って、ご不自由が多く大変な状況であることを日本年金機構に理解頂けるようにサポートさせて頂きました。
当センターでは、ほとんどのお手続きにおいて、日本年金機構から提出を求められている書類以外に、時には写真などを使った補足資料等で通常の書類だけでは十分に説明できない「日常生活でのご不自由やお仕事での支障」をより具体的に説明し、日本年金機構に理解頂けるように工夫をしています。
手間のかかる作業ですが、確実に障害年金が認定されるように、労力を惜しまず、「出来ることは全てやる」ということを心掛けています。
結果
結果、無事遡及して「障害厚生年金2級」に認定されました。
支給金額 | 遡及分( 1年3か月分 ) | 約151万円 |
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年額 | 約123万円 |
お客様も大変喜んでいらっしゃいました。