コロナ後遺症による障害で障害年金を請求した40代の女性のお客様から「年金証書」到着のご連絡をいただきました

今日、「 コロナ後遺症」による障害で「障害年金」の請求をしたお客様から「障害基礎年金2級」(遡及請求)の「年金証書」が届いたとのご連絡がありました。
大変喜んでおられました。

お客様から「コロナ後遺症」での「障害年金」の請求のご相談を頂いた時、当センターは「コロナ後遺症」での「障害年金」の請求の経験がなく、周りの社労士からもそのような話を聞いたことがなく、ネットで調べてもほとんど見当たらず、正直日本年金機構でどのように審査されるのか未知な部分があり、正直にお客様にもその話をしご了解をいただきました。

今回、無事障害基礎年金2級に認定され、本当にホッとしています。
お客様は、「コロナ後遺症」で長期間苦しんで来られており、我々も何とか「障害年金」が認定されるように、医師にもご協力頂きながら「診断書」にも工夫をし、補足資料をつけるなどして、できる限りのことをさせていただきましたが、正直不安でした。

結果、認定事例もまだ少ない「コロナ後遺症」で「障害年金」が認定されたことは、「障害年金」の請求手続きのサポートをさせていただく社労士として、これほど嬉しいことはありません。
このような実績を積み上げ、「コロナ後遺症」で苦しまれている方が「障害年金」を受給できるようにさらに頑張っていきたいと思います。

当センターのホームページをご覧になってご相談を頂きましたお客様でした。

お話をお伺いしますと、4年程前、新型コロナが感染拡大し始めた頃、ご親族の葬儀に参列しお手伝いをなさったそうですが、当時はまだマスクなどの感染防止対策も徹底されていないような状態だったそうです。

しばらくすると、咳や痰がでるようになりましたが、ご自分がまさか新型コロナに感染したとは思いもせず、全く気にしなかったそうです。
(結果的には、この時「新型コロナ」に感染されていたのでしょうが、軽症ですんだということだと思われます)

そうしている内に、倦怠感や体が硬く感じたり、息苦しさも出始め、頭が働かなくなり、脱毛で髪の毛も薄くなっていきました。
それでも頭が働かないことにより思考力が低下していたのでしょう、重大には受けとめず「歳のせいかな?」くらいに考えていたそうです。

数か月後、息苦さが増し、酸素缶を使うほどになり、ネットでパルスオキシメーターを購入し測定した結果、血中酸素濃度が93%~94%程度しかなく、そこで初めてご自分が「コロナ後遺症」ではと疑われたそうです。

その後、受診できる病院を探そうとされましたが、どこに問合せたら良いのか?どこで診てもらえるのか?も分からず、やっと探して電話しても次々断られるなどして、なかなか受診することができませんでした。
そんなことをしている内に、熱も出始め、特に頭や背骨の部分が腫れ、熱を持ち、体中が痛くなっていくなどして、1日中寝ているような状態になり、家事など何もできなくなりました。

何とか、ネットで調べたオンライン受診ができるクリニックを受診し、医師から「間違いなく「コロナ後遺症」ですね」と言われ、漢方薬を処方されるようになりました。
当初は薬が効き、多少起き上がることができるようになりましたが、薬代が非常に高額であり、その内以前ほど薬が効かなくなり、転院されました。

転院した病院で治療を続けられていますが、調子の良い時に多少活動できる程度で、それでも少し動くと熱が出たり、体を起こし体勢を保持することさえ大変で、体中が固まったような感覚で痛みがあったり、脳や脊髄の当たりが腫れて熱をもったり、ブレインフォグと言われる思考力の低下もあり、さらに多くの感覚過敏もあるなど、ほぼ1日中寝ていらっしゃるような状態でした。