注意欠陥多動性障害(ADHD)および軽度知的障害による精神の障害で障害年金を請求した40代の男性のお客様から「年金証書」到着のご連絡をいただきました

今日、「 注意欠陥多動性障害(ADHD)および軽度知的障害」による精神の障害で「障害年金」の請求をしたお客様から「障害厚生年金3級」の「年金証書」が届いたとのご連絡がありました。
大変喜んでおられました。

当センターのホームページをご覧になって、ご相談を頂きました。

お話しをお伺いしますと、小さい頃おばあちゃん子でいつも祖母のあとばかり追いかけていて、人見知りも強く同年代の子供達と一緒に遊ぶことはなく、いつも一人で遊んでいたそうです。

幼稚園に入園すると、毎朝幼稚園へ行くのを嫌がり、親を困らせたそうです。
幼稚園でも友達と遊ぶことはなく、いつも一人で遊んでいるなど孤立していました。

小学校でも低学年の間は学校に行くのを嫌がったそうです。
学校では何事にも自信がなくいつもオドオドして、周りにも馴染めず孤立し、結果いじめられるようになりました。
友達の輪に入れず、家の近くでみんなが遊んでいても、自分からその中へ入っていけませんでした。

中学校、高校でも、多少友達はできましたが、やはり一人で孤立していることが多かったそうです。

専門学校卒業後、なかなか仕事が見つかりませんでしたが、1年ほど経って、何とかアルバイトで働くようになりました。
しかし、仕事が覚えられない、マルチタスクができない、手先が不器用で仕事が遅い、ミスが多いなど多くの問題がありました。
結果、上司からいつも叱られ、暴力を振るわれるようなこともあったそうです。

また、周りの人とも上手くコミュニケーションを取ることもできず、いじめられるなど大変な思いをされたそうです。

幸い、定期的に職場(現場)が変わったので、都度リセットでき、何とか続けられましたが、どこの職場(現場)でも、結果は同じでした。

ある時、仕事が遅いので一人休み時間に機械作業をしていた時に大きなミスをしてしまい、上司から精神科の病院の受診を勧められ、病院を受診したそうです。

その後も、仕事での問題は続き、叱られたり、いじめも継続し、さらにエスカレートしていきました。
最後、耐えられなくなり、退職をされ、今現在も無職でいらっしゃいました。