脊髄小脳変性症による肢体の障害で障害年金の請求ご希望のお客様と面談をさせて頂きました

今日、「脊髄小脳変性症」による肢体の障害で「障害年金」の請求ご希望の50代の男性のお客様と面談をさせて頂き、ご契約頂きました。
まことに、ありがとうございました。

以前、「障害年金」の請求のお手続きをさせて頂きました方のご親族のお客様でした。

お話をお聞きしますと、15年以上前、ある時足が突っ張り、曲がり難くなり、歩き辛さを感じるようになったそうです。
その時はまだお若く、じきに直るだろうと気に留めなかったそうです。

しかし、その後も少しづつ確実に症状は進行し、歩き辛さも増し、特に階段を下りるのが難しくなり、走ることは全くできないようになり、仕事にも影響が出始めました。

さすがに、「これはますい」と思い、最寄りの病院の整形外科を受診したところ、「すぐに神経内科を受診して下さい」と言われ、神経内科を受診、各種検査をして結果、「脊髄小脳変性症」と診断され、医師から「現在の医学では治せません、進行性でそれを止める薬もない」と告げられたそうです。

最初は信じられなかったそうですが、その医師がこの「脊髄小脳変性症」を専門にされているということを聞いて、納得せざるを得なかった(受け入れざるを得なかった)そうです。

しばらくすると、仕事にもかなりの支障が出始め、結局退職されました。

その後も、症状は少しづつ進行し、体幹のバランスを取るのが非常に難しくなり、転倒することも多くなり、歩く時には杖も必要になりました。

今現在、ほとんど家に引きこもった生活で、1日中座って生活をされており、ご家族の援助で何とか生活をされているような状態でいらっしゃいました。

これから、長期間に渡る「障害年金」のお手続きの間、お付き合いよろしくお願い申し上げます。

【ポイント(難病について)】
今回の「脊髄小脳変性症」のような難病の場合、なかなか確定診断が難しく、ドクターショッピングをした後でやっと確定診断されるケースも多く、確定診断までに長期間掛かることも少なくありません。

そうした場合、当然「障害年金」の請求が遅れることになり、既にカルテが廃棄されていたり、病院が廃院されてしまっているということもあります。

また、確定診断までにドクターショッピングをした場合、どこが「初診日」になるかという問題も発生し、「初診日」の確定(認定)が難しくなることがあります。

今回のお客様の場合、最初に受診された病院の医師が「脊髄小脳変性症」の専門の医師だったことですぐに確定診断されたという非常に稀なケースで、大変な病気ではありますが、不幸中の幸いでありました。