広汎性発達障害による精神の障害で障害年金を請求した50代の女性のお客様から「年金証書」到着のご連絡をいただきました

今日、「 広汎性発達障害」による精神の障害で「障害年金」の請求をしたお客様から「障害基礎年金2級」の「年金証書」が届いたとのご連絡がありました。
大変喜んでおられました。

当センターのホームページをご覧になって、ご相談を頂きました。

お話をお伺いしますと、小さいころから周りの同年代の友達の中に入って遊ぶことはなく、いつも一人で遊んでいたそうです。

幼稚園でも人見知りが強く友達と話したり遊ぶことができず、いつも1人でいて友達はできませんでした。
また、周りと同じ行動ができず、お遊戯会でも一人違う踊りを踊っていました。

小学校でも友達はできず孤立し、友達の名前も覚えることができませんでした。
周りの音が全て同じ大きさで聞こえ、それが嫌でいつも机の音を聞いていました。
光に対する感覚過敏があり、集合写真ではいつも一人眩しそうに眼を細めていたそうです。

中学校でも友達はできず孤立していました。
この頃になると、人の臭いが気になったり、人が近づいてきたり触れられるのがとても嫌で、常に周りの人と距離を保つようになり、全校集会など人が多く集まるところでは緊張し非常に苦痛でした。

高校でも友達はできませんでしたが、時間や決まり事を守るというこだわりが強く、3年間無遅刻無欠席でした。

学校卒業後、働き始めましたが、こだわりから時間通り言われたことをきちっとするので、しばらくするとリーダー的な立場を任されました。
しかし、他の社員やパートさんからは妬まれ、かといって幼少期から他人とのコミュニケーションが苦手で、雑談などもできず、フォローすることができないばかりか、不真面目な人には遠慮なく注意したりと、周りと良好な人間関係が構築出来ず、やはり孤立しました。
一方で、上からはますます難しい仕事を任せられたり、仕事量が多くなり、何とかその期待に応えようと頑張ってしまい、しまいには自分で自分の首を絞めるような状態,キャパオーバーになり、仕事を辞めるということが続きました。

そんなことが続き、漠然と不安が大きくなり、辛く、自傷もするようにもなり、病院を受診されました。
その後も仕事上での問題は続き、転職を繰り返して来られ、今は無職で家から出られず引きこもった状態でいらっしゃいました。